今回はじめての方はこちらからどうぞ↓
★知ればたのしい小唄入門 第1回
http://atkagurazaka.seesaa.net/article/50312867.html
★知ればたのしい小唄入門 第2回
http://atkagurazaka.seesaa.net/article/53300916.html
では早速、宮澤やすみさん、お願いします!!
以下の写真、文章は宮澤やすみさんから「@神楽坂」のためにご執筆頂きました。
※下記の写真、文章の無断転載を固く禁じます。
※著作権は宮澤やすみ氏に帰属します。
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「@神楽坂」ネット講座!
「知ればたのしい 小唄入門」
文・宮澤やすみ
第三回・小唄はこんなコトを唄っている
文・宮澤やすみ
第三回・小唄はこんなコトを唄っている
こんにちは、宮澤やすみです。
春菊さんとは誕生日が同じです。
さて今回は、唄の内容をご紹介。でも、いいんですか? 春菊さん!
小唄の歌詞は、ほんとうにエッチですよ!
放送禁止用語が出ても知〜らない知〜らない。
わたしが描いた、小唄マンガもお見せしちゃいます!
1.とにかくセクシー
小唄と言えば、「夜」「酒」「女」というキーワードがつきものです。
大人の世界なわけですよ。
まず、こちらをどうぞ。
♪露は尾花と寝たと言う
尾花は露と寝ぬと言う
アレ 寝たと言う 寝ぬと言う
尾花が穂に出て表れた
「露は尾花」
だいたい、歌詞の意味をいちいち解説することほど野暮なことはありません。
想像力をいっぱいに働かせてください。
きっと「露」は女、「尾花」は男のことなんでしょうね。
男ははぐらかして知らんふりするけれど、最後は「ほ」に出たと。
子どもができちゃったとかいう意味にもとれるし、惚れることを「ほの字」なんていいますけど、惚れた気持ちが顔に出たとか、そういう意味合いもあるようです。
ほかには、こんな唄も
♪春風さんや
ぬしの情けで 咲いたじゃないか
なぜに吹いたか ゆうべの嵐
「春風さんや」
「ぬし」って分かりますよね?
「あなた」って意味。おぬし、って言うでしょ。
春風が桜を咲かせた。そんなふうに、昨夜、あなたの「情け」で私は花と咲いた、というわけですよ。
「嵐」というくらいだから、ただならぬ仲ですねきっと。
不倫なんでしょうか。それとも・・・。
妄想がひろがるでしょう?(笑)

そんな「春風さんや」の世界をマンガに描いてみました。より世界が伝わるかと。
↑画像をクリックすると見られます。こういうの、どう? 面白い?
ほかにも男女のきわどい情景を唄うのはよくあります。今だったら絶対セクハラか犯罪だろ、みたいな(笑)。
2.恋と遊郭
その一方、ほのかな恋心を唄うのもあるもんだからたまらない。
♪逢いたい病(やまい)が
少しこのごろ つのりすごして
どうにもならぬ
他人に意見を言ってみるほど
気楽な身分に なれぬものかいな
「逢いたい病」
これも小唄マンガあります。こちらをどうぞ

感想きかせてください。
♪三日月の 光出ぬ間に
ちょいと 駆け出す
恋の習いか 人目が邪魔か
曲がる横丁の柳陰
「三日月の」
暗い中、人目を忍んで逢いに行くわけですよ。
好きな人に逢いたくて、はやる気持ちで足早に駆け出す、娘さんの姿が目に浮かびます。
あとは、吉原の遊郭の情景や、芸者と間夫(=彼氏)の駆け引きなど恋の唄も多いです。
♪今日もまた 逢えぬ座敷の 深酒や
(中略)
こうも逢いたくなるものか
エエ気にかかる恋の辻占や
「今日も又」
ようするに「逢えなくてさびしいワ」みたいな内容ですがこれを芸者さんが賑やかに踊りながら演ったりするんですね。
「今日も又」は、さわぎの手という三味線の演奏とともに、扇を振り振り派手に踊る、とっておきのダンス・チューンです。

こんどの私の神楽坂ライブでも、この曲、踊りつきでやりますよ!
この写真の子が踊ります。
ぜひ生で観てください!
詳細下記!
3.酒の唄
遊郭と来たらお酒ですね。
お酒の席の「宴会ソング」も小唄の出番です。
♪酒の座敷は 陽気に限る
河東、一中は渋すぎる 端唄どどいつぁどでごんす
唄はいい オヤ 小唄がいい
「酒の座敷」
「河東」「一中」とは、伝統的な三味線音楽で、男性がかしこまって渋く演るもの。
端唄や都都逸もいいけど、ここは小唄がいいね、という唄です。
そして、渋く一人酒をするのも、また一興。
♪月はおぼろに 冴えもせず
心も閉じて うきもせず
まどうしたらよかろやら
ままよ 酒持って来い
「月は朧」
♪されば浮世を感ずるに
とかく滅茶苦茶に色と酒
ほんにこの世は馬鹿がよい
(後略) 「されば浮世」
4.その他いろいろ
うちの家元が得意としている曲に「お祭り小唄」があります。
文字通り、祭りの情景を描いたものです。
江戸っ子の威勢良い姿が目に浮かびます。
♪勢い肌だよ神田で育ちゃ
わけて祭りの派手好み
派手なようでもすっきりと
足並みそろえて 練り出す初山車(だし)
「オオヤンレ、引け〜引け」
(後略) 「神田祭」
今はお神輿ですが、昔の神田祭は山車を引いてました。
祭りの掛け声を交えて、その光景が描かれます。
こんどのライブで、この曲やります!
歌舞伎や落語のストーリーをダイジェストした「芝居小唄」もよく演奏されます。
その他、ユーモラスなもの、季節の風情を描いたもの、などなど・・・もう何でもあり!
わたしは本業で和菓子の本を執筆したりしていますが、和菓子の小唄もじつは作りました。
いつかそれも演奏したいです。
みなさんも、ぜひこの機会に、生で小唄の世界を体験してみてくださいね。
【お知らせ】
宮澤やすみの小唄ライブ
「小唄 in 神楽坂」(2007年まちとびフェスタ参加企画)
2007年10月27日(土)午後3時から
神楽坂毘沙門天にて
前売りチケット販売中!
くわしくはこちらのWebサイトをどうぞ↓↓↓
★小唄 in 神楽坂
http://yasumimiyazawa.hp.infoseek.co.jp/kouta.html
以上にて連載終了。
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今日は放送コードギリギリ?(笑)の箇所もあり?、
初公開の「小唄マンガ」あり、
盛りだくさんでしたね!
宮澤やすみ先生、3回にわたっての連載をどうもありがとうございました!
やすみさんの「おもしろわかりやすい」文章のおかげで
「小唄」の世界が身近になりました!
小唄に関して全くの無知、シトウトだったのが、
ちょっとワカルヨ!レベルにまでなったと思います!
そんなワタシは「大人の女性」にまた一歩近付けたような気さえします(笑)
知識は十分得ることができましたので
後は生のライブ!!!実際に唄と三味線を観て聴いて感じたいと思います!!
そうそう、やすみさんと私はお誕生日が一緒!
なんとも奇遇なご縁です!
ではでは、小唄に興味を持たれた皆様、
27日の「小唄in神楽坂」、
ぜひぜひ行ってみてくださいね!!
前売りチケットは500円安いですのでオススメです!
(前売り:2000円、当日:2500円)
宮澤さんに興味を持たれた方はこちらへ↓
★宮澤やすみの若ダンナ、お遊びがすぎますぞ!(Blog)
http://yasumi.seesaa.net/
★宮澤やすみ公式サイト
http://yasumimiyazawa.hp.infoseek.co.jp/





神楽坂に住み、この町で小唄を稽古しています。
舞台上で小唄を演る機会も増えましたが、やはりお座敷で間近に聴いてもらうのがオススメ。