2006年07月10日

熱海湯の階段@神楽坂

縦3熱海湯の階段.jpg

はじめてAという名の女に会ったとき、
なんとはなしに「熱海湯の階段」に連れて行きたいと思った。
利害関係なしに屈託なく笑うさまがいいと思った。

ある日神楽坂に行きませんか、と誘ったら
「そんな場所は知りません」と言う。
でもすぐさま彼女が私につぶやいたのは
「アグネスホテルのBarにいきたいなあ」

確信犯である。


Aとアグネスに行くときは必ず
「熱海湯の階段」を通るようにしていた。
あの情緒あふるる石段を下りながら、私はAの横顔をみつめた。

横熱海湯の階段.jpg

かれこれ7回あの石段を往復し、
8回目の行きの道のりで一緒になってもいいかなと思ったのもつかの間、
その日に入ったトキオカで
むこうは 「一緒にならない」という結論を提案してきた。

縦1熱海湯の階段.jpg


女性特有の思い付きとその場の感情にまかせての話ではないのは
わかったが
Aはいつも本心をニ度目に言うのだった。
神楽坂に誘ったあのときも。



「今は一緒にならなくても
あと5年もたてば同じ家で暮らしていると思うけど」

私がそうなだめるように言うと
彼女は目を伏せてまばたきを2、3し少しの沈黙の後、
「どうしてもそうしたいならいいけど」と不満げに口を開いた。

その後すぐグラスを空にし、
「じゃあ仕方ないから結婚してあげます」と
顔をくしゃくしゃにして屈託なく笑っていた。


あれはカマをかけられたのかもしれないなあとも思ったが、
あの日から2日後、

彼女から「私のことをわかってくれてありがとう」と
ただ一文書かれた葉書が届き、
私は今、郵便受けの前でふふふふと笑っている。


縦2熱海湯の階段.jpg


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「熱海湯の階段」は「別亭鳥茶屋」さんの前にある
石段のことです。
「熱海湯」という銭湯のすぐそばにあることから
そう呼ばれているそうです。

★別亭鳥茶屋
http://www.bolanet.ne.jp/torijaya/bettei.html

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「小説風@神楽坂」Written By春菊はこちらです↓

★このブログ内の記事「袖摺坂@神楽坂」
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★このブログ内の記事「神楽坂探検!川口浩探検バージョン@神楽坂」
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2006年05月18日

袖摺坂@神楽坂

全体袖摺坂.jpg

AがBと
神楽坂の「袖摺坂」ですれ違ったとき、
Aはデジャヴ(既視感)を感じた。

Bは口笛を吹いてその場を通り過ぎて行った。

Aが翌朝、通勤途中の東西線でいつもの決まった電車の
いつもの決まった車両に乗ると
Bがヨダレをたらしながら眠ってるのをみつけた。


道袖摺坂.jpg



BがCと神楽坂の「袖摺坂」ですれ違ったとき、
Bはデジャヴ(既視感)を感じた。


Cはその階段をスキップしながら
かろやかな足どりで去っていった。


Bが気乗りしない結婚式に関口まで出掛けると
Cが新郎の席に神妙な面持ちで座っていた。
あれはもう五年も前のことになる。



袖摺坂文字.jpg

CがAと神楽坂の「袖摺坂」ですれ違ったとき、
Cはデジャヴ(既視感)を感じた。


Aはそしらぬ顔で階段を降りて行った。


Cがお彼岸の頃、
青山の霊園に出掛けると
今まで一度も出会ったことのない隣のお墓の主が
おはぎを右手に左手に
むしゃむしゃと食べているAだったということを
知るのはもう少し先のことになる。


「袖振り合うも多生の縁」



★袖摺坂
狭い坂道でお互いに袖を摺り合わせるほどだったことから
ついた名前だそうです。
http://members.at.infoseek.co.jp/fookey/shinjuku-sodesurizaka.html
posted by 春菊 at 00:30| 埼玉 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説風@神楽坂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

神楽坂探検!川口浩探検バージョン@神楽坂

    




※今日は川口浩探検シリーズ」バージョンでお送りいたします。
ところどころ、「自己ツッコミ」が入っておりますが
ツッコミが足りない場合はどうぞコメントで!!



神楽坂にはまだ見ぬ未開の地(←言い過ぎだろ!)がある!


春菊(気分は川口浩隊長)は
誰も入ったことのない(→んなわけないだろ!)
神楽坂の隠れ家的お店を求め、
寒波の中(←今日はいつもよりあたたかかったぞ!)
神楽坂へと潜入した!



「知らないお店はないかっ!」

「新しいお店はないかっ!」



照明さんとカメラマンも兼ねた
春菊(気分はすっかり川口浩なので以下「浩」とする)は
まだ見ぬお店を夢見、
果敢にも(←どこがだよ!)
新年会シーズンで活気溢れる神楽坂を
縦横無尽に探検していく!



大通りから一本はずれた通り!


「おおっ!こんな道もあるんだっ!」

浩はついに前人未到の道(←ありえないだろ!)を発見!!!



意気揚々とズンズン進んで行く探検隊の浩。


すると暗闇にこうこうと光るお店の看板発見!!


おおおおっ!!

驚く浩。



しかも
見たことも聞いたこともない店の名前である!!
これは新たな発見だ!!!

喜ぶ浩。



おそらく名前と看板の雰囲気からいって
BARであろう。


肝心のお店は地下のようである。
階段を降りる浩。


そこに見えたものは……


なんと瀟酒な吹き抜けのオープンテラスと
ガラス張りのお店であった。


店内にはソファまである!!



秘境(←だから違うってば!)の店、初撮影なるか?!
ショップカード(名刺みたいなやつ)をもらうべくいざ潜入!!



「すみませ〜ん」



すると、




































「原始猿人バーゴン」が!!

じゃなかった!






























「巨大怪蛇ゴーグ」が!!

じゃなかった!



はいごめんなさい、真面目にいきます、




すらっとした毛皮が似合いそうなマダムのような女性が出てきた。


う、美しい!

感動する浩。




「あの、お店のショップカード頂けますか?BARですよね〜」


するとマダムは…



















「あ、あの、ウチはBARじゃないのよねー。
若い女性が来るようなお店じゃあ…(ごにょごにょごにょ)」



あっそうか!


川口浩は悟った、ここが「スナッ●」であることを!



めげるな浩!!
がんばれ浩!!




「勘違い」「残業」「金欠病」…。
浩はこれらの見えない敵と闘いながら
神楽坂の良さを広めるという確固たる意志のもと、
探検を続けるのであった。







DVD欲しいなあ!!!

★川口浩探検シリーズ
http://www.polydor.jp/suiyo_special/index.html


★水曜スペシャル・探検隊シリーズ−非公式・ファンサイト
http://tankentai10.hp.infoseek.co.jp/index.html
posted by 春菊 at 23:20| 埼玉 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説風@神楽坂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする